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一向に上達しないデジカメを携え今日もいくいくナチョパパ日記


by nachopapa
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あーついに最終回 ナチョパパ 一体どうなる?

あーついに最終回 ナチョパパ 一体どうなる?_d0066031_21292742.jpg
過去の最先端 浅草橋の断片



こんばんは 「凄い記憶力ですね」…と意外なところで評価を
受けてるナチョパパです。

えっと四日目になりますか?…ナチョパパ「夢日記」なのですが、
皆様から「良く覚えてますね」と言われるのですが…この話、
文章で書くと会話文が中心の為、長く感じるのだと思います。

実際には15分ぐらいの出来事で、もっと伏線があるのですけど…
そこは「覚えていない部分」と、書くと「辻褄が合わなくなって
しまったり、複雑になり過ぎたりしてしまったりする部分」が
ある為、意図的に外した所ががあります。

ただ「創作ですか?」というご指摘に関しては、あくまでも夢の
出来事を書いたので、夢自体が「創作」なので…「創作じゃない」と
言って良いものか…迷う所があるのですが。

それと…読み続けて下さっている皆様の期待を、裏切る様で
申し訳ないのですが、この話しに「オチ」が全くありません…
il|li_| ̄|○il|lガクリ  なんか物凄く中途半端な所で
終わります。

Kabo-panさんご指摘の「手術台の上で麻酔が効き始めて目が
覚める…」と言うような綺麗な終わり方ではないのです。

そこをどうかご理解の上、読み進めて頂けると有り難いです。

ナチョパパ



★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★★

「ああそれは医療用の接着剤です。まず剥がれません」
そこだけは『真っ当だな』と思いながら、僕は物凄く悩みながら…
その医者をマジマジと眺めるのでありました。

★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★★

医) 「ですから、○○さん、ゆっくりとは無理ですが、
   一日お時間差し上げますから、ご家族とですね、話し合いを
   なさってですね。明日にでもお答えを頂けますか?」

また“ね”が始まったな…と思いながら、一方で家内に何て
言おうと思いを巡らしたんです。

ここで夢は診療室から自宅の台所に舞台を移すのです。
どうやって家に戻ったとか、病院から家までの道のりとか、
そういう場面は一切無くって、医者の言葉を聞き終わって、
どうしよう?と思った後、いきなり自宅の台所で家内と
向かい合って話しているのです。

どうして居間とかダイニングじゃないんだろう? って思う
のですが…何故か台所で話をしているのです。


僕)「あのさ…話あるんだけど…」
妻)「なあに?」
僕)「あのさ、俺 癌らしいのよ…」
妻)「えっ!!」

まあ当然ではあるんですが、一瞬凄く驚いた顔をして…
妻)「癌?」
僕)「ああ癌なんだ、前頭葉の…この部分  この生え際の
   2センチぐらい上ね。ここに腫瘍があるらしいんだ…」
妻)「それで…」
僕)「うん・・・医者が言うにはね 手術に二つの方法がある
   らしいの。で、明日までに返事しないといけないんだ…」
妻)「二つの方法?」
僕)「うん…そうなんだ」

僕はあの西日の差し込む部屋で受けた説明を、順を追って話したの
です。

僕)「……って訳なんだぁ。どう思う?」
妻)「うーん、やっぱりさ一番目の方が良いんじゃない?」
僕)「えっー!? ガッポリ穴開いちゃうんだよ!…林檎みたいに…」

即答し過ぎだよ・・・il|li ○| ̄|_ il|li ガクリ…

相談していて答えてくれた人に、「えっー」のというのも、
どうかと思うのですが、あの林檎を見てしまった僕は、自分の
おでこ部分が、ゴッソリ無くなっている自分を想像しちゃって…
思わず反応してしまったんです。


妻)「だってパパ・・・内視鏡の手術の場合、5年後の生存率って
   60%なんでしょう?」
僕)「そう言ってた」
妻)「それって ほぼ半分近くの人は亡くなってるってことで
   しょう?」
僕)「まあそうだよね・・・」
妻)「今 ナチョ4歳だよね。仮に内視鏡手術で40%の方に
   入ってしまったら・・・ナチョ 10歳前にお父さんが居なく
   なるって事だよ」
僕)「・・・」
妻)「それは可哀想だと思うのよ」
僕)「そうだね」
妻)「それに・・・」

少し間を取って・・・

妻)「傘はいつも持ってれば良いし、窪みだって“粘土”みたい
   なもので埋めちゃえば良いんだよ・・・そういうのパパ器用だし」

えー自分で埋めんのかよ!・・・と思いつつ、確かにそうだなぁ~とも思う僕。

妻)「ケーキだって綺麗に生クリーム塗れるじゃない…パパ」

今書くと「ケーキと一緒にするな!」と思うのですが、ここでは・・・

僕)「そうだよな! やれば良いんだよね・・・穴を埋めちゃえば!!」

こうなってくると、もう訳分らない無いのですが・・・彡(-_-;)彡…トホホ 
ここでは妙に納得している訳です。



僕)「良し!! ゴッソリいくぞぉーーーー!」
と決意したところで夢が覚めるのです。


あーついに最終回 ナチョパパ 一体どうなる?_d0066031_21311320.jpg
老舗の表情 浅草橋(問屋街)の断片
 








朝起されて・・・僕はまず台所に行くんですね(ここからは実話です)。

それはナチョが生まれてから、タバコを彼女の前で吸わないのが
ルールになってまして、換気扇のある台所に、顔も洗わず直行するのです。

そこで・・・

妻)「おはよう」
僕)「おはよう」
妻)「どうしたの?」
僕)「嫌な夢見た・・・」

妻はせっせと朝ごはんを作っているので、こっちを見ずに・・・

妻)「どんなぁ?」
僕)「それがさ・・・癌になった夢でさ、手術することになってさ、
   見たことも無い病院で、西日のさしてる所なんだけどぉ、
   頭をさぁガバッて切り取るって言うんだよね。それで、
   そこが凹む訳じゃん。で、その凹んだ所さ 雨が溜まる
   って言うんだよ・・・それで・・・」

妻)「何が溜まるって?」

ここでベーコン・エッグにお水を入れる『ジャァー』って音が大きく鳴る。
直ぐにフライパンにガラス製の蓋をして…静かになって、

妻)「ごめん 今聞こえなかった…何が溜まるって?」
僕)「だからさ・・・雨がさぁ~溜まるって言うんだよ」
妻)「なんでぇ?」

全くこっちを見ていないのが少しカチンと来るのだけど、話は
聞いてるみたいなので、話を続けるナチョパパ。

僕)「だ・か・ら・・・頭の腫瘍を周りの・・・」

と言った時、


妻)「パパ ごめん  今日ナチョのお弁当の日だから、
ちょっとバタバタしていて・・・その話、後でも良い? ごめんね」


il|li ○| ̄|_ il|li ガクリ…

ナチョパパの「大スペクタクル、ホラーサスペンス、その時 
デザイナーは見た、余命半年の4歳児の父、 迫り来る決断 
僕は「林檎じゃない」 犯人は誰? 湯煙温泉ガン手術サスペンス」
は見事に、ナチョのお弁当によって玉砕されたのでありました。
by nachopapa | 2005-10-06 21:46 | 東京の断片