人気ブログランキング | 話題のタグを見る

一向に上達しないデジカメを携え今日もいくいくナチョパパ日記


by nachopapa
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

「狂気」3         

「狂気」3         _d0066031_236491.jpg
日本橋の時代の名残り



こんばんわナチョパパです。


暑いです…東京は朝の時点で「上空の気圧が不安定で…折り畳み傘が
あると便利でしょう」と言っていたのですが…真夏の様な陽射しが照り
つけていました。


さて今日はきちんと『狂気』の続きを書きます。
でも…お時間があったら、6月6日の『狂気2』をもう一度だけ読んで
から今日の部分を読んで頂けると有り難いです(本当にそうして頂けるとは
思いませんがf^_^;)アセ…その方が分かり易いのですm(_ _)mペコリ)

図々しいお願いでスイマセンσ(^◇^;)エヘヘ


☆☆☆☆★☆☆☆☆★☆☆☆☆★☆☆☆☆★☆☆☆☆★☆☆☆☆★☆☆


 相変わらず止まる気配の無い着信音が母の部屋に鳴り響いていて…
母の顔つきも「困惑」と「怖れ」とが入り混じった様な顔をしていました。


僕はどう説明したら良いのか分からずに
「あー最近こういうの多いんだ」と説明にもならない話をして、初めて見る
部屋を見回すと…やはり“既視感”とは言わないまでも、新鮮味のない事に
気付くのです。


その部屋は「砂壁」というのでしょうか? ザラザラとした質感で、多分…
初めは白かったであろう色が薄汚れてベージュに変色し、所々茶色のシミが
浮いているのです。



布団のサイズもやはり「シングル」と言うのかどうか?分かりませんが、
その一人用の布団が部屋の八割を占めるほど狭く、左右に30センチ、上下に
50センチの「畳」が見えているのです。


それ以外にも和ダンスが一棹【ヒトサオ】あったり、何か細々した物を
仕舞って置くような棚があったりと、寝室というには雑然とした…
生活感溢れる…いや 少し心が苦しくなるようなスペースなのです。


広さを表す単位で言うのが難しいのは、部屋の形も四角形ではなく、
歪な形で…丁度漢字のデコ“”のような形で…。

ともかく母はそこで何か困惑した表情をしているのです。


すると…


それまで気配でしか感じていなかった父が(いる事は何故か分かっていた)
白いタンクトップ…うーん違うな。白いランニングに、青と白の細い
ストライプの生地で出来た膝までの短パンは穿いて…大きな洗濯物の塊を
両手で抱えるようにして、僕と母のいる前を通り過ぎるのです。


いや…この格好がダメだと言っている訳では無いのです。ある意味…
「家で寛ぐお父さん」もしくは、
「夏の正しいお父さんの姿」
みたいなスタイリングにも思えますし。


でも…私の父はそう言う格好を家でもしないのです。


仮にするとしても、それは寝る寸前であったりすると思うのです。
そもそも寝る時だって、きちんとパジャマを着用するのですから。


それに、それが良いのか悪いのかは別にして…100%「家事の類」を
しなかった人なので、リタイヤした今はともかく、夢の中の黒い髪の父
(母と同じ様に現実の世界ではシルバーグレーになっている)が、大量の
洗濯物を抱えて…つまり家事を手伝いながら、家の中ををラフ過ぎる格好で
歩いているなんて、考えた事も無かった訳です。


それが大量の洗濯物を持って…(何しろその洗濯物の量たるや、
よくホテルで遅めのチェックアウトをすると、ルーム清掃の人達が
ワゴンの様な台車に、沢山のタオルやリネン物を山盛りにしている事が
ありますよね。


あの分量を両手でガバッと抱え込んでいるのですから。




話が逸れました。



僕は既に10分以上も鳴り続けているイモ虫型の携帯電話を一旦は
無視しようと思ったのですが…何故かここで夢の中の僕ではない…
本当のキャラが顔を出して、もの凄く好戦的で戦闘的な思いに
急激に支配されて(多分“激情”と言うものに近い…のだと思いますが)、
イモ虫型の無かったはずの通話ボタンを押すんです。
(通話ボタンと言っても直径5ミリぐらいの円形の突起なんですが…)



僕:「オイ!」




相手:「……





僕:なんか言えよ コラァ!







相手「………」








「・・・・・・」










☆☆☆☆★☆☆☆☆★☆☆☆☆★☆☆☆☆★☆☆☆☆★☆☆☆☆★☆☆
σ(^◇^;)エヘヘ…今日はここまでです。
by nachopapa | 2007-06-08 23:11 | 夢の話