嗅覚~セカンド センス~
2005年 11月 02日
★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★
コレクションの断片・・・中継車
まずは・・・昨日の「ローソン」のお話に沢山のご意見を頂戴し、誠に有難うございました。
ブログとは言え、物凄くパーソナルな内容だったので、たかがローソンの・・・と言う意見も
覚悟していたのですが^^
y0kihiさんのコメントでハッとしたんですが、このローソンに通い始めて5年間・・・
考えてみるとスタッフさん(初め5人で最近は8人)が増える事はあっても、誰一人居なく
ならなかった・・・って言うのはやはり珍しいですよね。
昨日も書きましたが、オフィス街にある為に大変繁盛しているコンビニだったのですが、
(その代わり日曜日は少なかった)何故か今日はガラガラで・・・実は僕も(贔屓目もあるの
ですが)違う所で買おうかな~って思うほど、無愛想な店員だったので、他のお客さんも
同じ事を考えたかも知れません。
前の店員さん達、決して必要以上に馴れなれしく無かったのですが・・・丁度いい距離感が
心地良かっただけに、何度考えても残念です。
今日は家内とナチョを迎えに行った後、アレだけベテランのスタッフが揃っていたんだから
アルバイトだとしたら・・・この近所のローソンに移ってる可能性もある! と近くの別の
ローソンをちょっと遠回りして覗き込んだりしました。
結局いなかったので、ドラマティックな状況にはならなかったのですが(苦笑)、家内が
「これじゃストーカーだね^^」と言うことで、またいつか何処かのコンビニで会えると期待
して、ストーカー行為は止める事に(笑) しました^^
コンビニの話にコメントくださって皆様 有難う御座いました^^
★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★
以前に「嗅覚」に関するコメントで、香水の話をしました。
『オヤジ臭こと加齢臭の回避として・・・』みたいな話です^^
ところで一般に『匂い』と言うと臭い物をイメージして、『香り』と言うと芳香を
イメージしませんか?
これは僕の勝手な思い込みかも知れませんが、この二つ『匂い』と『香り』は
僕ら人間にとってはどちらも生理的な反応で、(匂いの)良いも悪いも生理的な
反応はなんら変らないのです。
鼻腔から吸引した香りの成分が、鼻の粘膜に付着して、そこで起こる化学変化が
匂いとして認識させる訳です。
ただこの変化は変化の仕方で『良い悪い』が決まる物ではなく、受けたその変化を
脳の中で『これは臭いとかつて分析したな』とか『これは良い匂いだと認識してるな』
と・・・殆んど自分の経験において分析した結果に基づいて、分類しなおすんです。
(※ですから赤ちゃんは匂いを嗅ぎ分けることが、殆んど出来ない上に『臭い』と
言う概念が無いらしいです^^)
ただ生物としては『腐敗した物を食べない為』に腐敗臭については、経験より
刻み込まれたDNAが腐敗臭を好まない・・・と言う説も有ります。
ですから、鼻腔の中の化学変化が同じでも、ある人にとっては『芳香』であり、
ある人には『悪臭』だったりする事が起こります。
納豆やブルーチーズは良い例ですね。人によっては匂いだけで涎が出る・・・と言う
こともあれば、これだけは『食えん!』と言う人もいるのです。
さてその香りですが、一般に香水などは調香師と言われる人たちがいます。
この人たちは、普通の人が100種類ぐらいしか嗅ぎ分けられないとしたら、その
何倍もの微妙な香りを嗅ぎ分けるのですね。
簡単に例を挙げると、東京の土の匂いと神戸の土の匂いを、きちんと嗅ぎ分ける。
僕らにとっては、全く変らないこの『土の匂い』も、現実にはその土の構成物質で
微妙に違うらしいのです。
この調香師・・・パフューマーとも言われるのですが、この中でも世界に20人しか
存在しない『鼻【ね】』と言う称号を持つ人達がいます。本当に神の様な能力の
持ち主で、いかなる繊細な匂いも嗅ぎ分けることが出来るといいます。
嗅ぎ分けると言うことは、その匂いを再現できると言うことに、限りなく近づく
らしいのです。
例えば薔薇だの、レモンだのの芳香だけを集めて混ぜても、決して良い香りには
なら無いらしいのです。それは例えが何色もの絵の具を混ぜていくと、最後は
限りなく黒に近いグレーになってしま様なもので、芳香に幾つかの意外な悪臭の
元を入れ込むことで、何とも魅力的な香りになると言うのですね。
例えば、薔薇の香り、オレンジの皮に、白檀を混ぜ、最後に腐葉土とアオカビの
香りを加える事で、香水になったりすると言うわけです。
★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★
今、街角で金木犀の香りがする時がありますよね^^
僕は多分マザコンと言うタイプでは無いと思うのですが、この金木犀の香りを
嗅ぐと、幼かった頃、母親と二人の妹と夕方に買い物に行った時の情景が
リアルに浮かびます。
すっかり暗くなった街角で、母親が・・・
『何か良い匂いするよね・・・これ何の匂いだ?』って聞くんです。
多分僕が小学校の2年生だったので、妹は1年生で、更にしたの妹は幼稚園の
年中さん・・・(今のナチョと同じ)だったと思います。
僕らは『知らない』と言うと、『キンモクセイと言うのよ・・・』と。
ただそれだけなんですけど^^ ですから・・・僕はこの季節になり、街角でこの
キンモクセイの香りを嗅ぐと、今では髪もすっかりグレーになってしまった母が
まだ若かった頃の笑顔も一緒に思い出せるんです^^
まずは・・・昨日の「ローソン」のお話に沢山のご意見を頂戴し、誠に有難うございました。
ブログとは言え、物凄くパーソナルな内容だったので、たかがローソンの・・・と言う意見も
覚悟していたのですが^^
y0kihiさんのコメントでハッとしたんですが、このローソンに通い始めて5年間・・・
考えてみるとスタッフさん(初め5人で最近は8人)が増える事はあっても、誰一人居なく
ならなかった・・・って言うのはやはり珍しいですよね。
昨日も書きましたが、オフィス街にある為に大変繁盛しているコンビニだったのですが、
(その代わり日曜日は少なかった)何故か今日はガラガラで・・・実は僕も(贔屓目もあるの
ですが)違う所で買おうかな~って思うほど、無愛想な店員だったので、他のお客さんも
同じ事を考えたかも知れません。
前の店員さん達、決して必要以上に馴れなれしく無かったのですが・・・丁度いい距離感が
心地良かっただけに、何度考えても残念です。
今日は家内とナチョを迎えに行った後、アレだけベテランのスタッフが揃っていたんだから
アルバイトだとしたら・・・この近所のローソンに移ってる可能性もある! と近くの別の
ローソンをちょっと遠回りして覗き込んだりしました。
結局いなかったので、ドラマティックな状況にはならなかったのですが(苦笑)、家内が
「これじゃストーカーだね^^」と言うことで、またいつか何処かのコンビニで会えると期待
して、ストーカー行為は止める事に(笑) しました^^
コンビニの話にコメントくださって皆様 有難う御座いました^^
★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★
以前に「嗅覚」に関するコメントで、香水の話をしました。
『オヤジ臭こと加齢臭の回避として・・・』みたいな話です^^
ところで一般に『匂い』と言うと臭い物をイメージして、『香り』と言うと芳香を
イメージしませんか?
これは僕の勝手な思い込みかも知れませんが、この二つ『匂い』と『香り』は
僕ら人間にとってはどちらも生理的な反応で、(匂いの)良いも悪いも生理的な
反応はなんら変らないのです。
鼻腔から吸引した香りの成分が、鼻の粘膜に付着して、そこで起こる化学変化が
匂いとして認識させる訳です。
ただこの変化は変化の仕方で『良い悪い』が決まる物ではなく、受けたその変化を
脳の中で『これは臭いとかつて分析したな』とか『これは良い匂いだと認識してるな』
と・・・殆んど自分の経験において分析した結果に基づいて、分類しなおすんです。
(※ですから赤ちゃんは匂いを嗅ぎ分けることが、殆んど出来ない上に『臭い』と
言う概念が無いらしいです^^)
ただ生物としては『腐敗した物を食べない為』に腐敗臭については、経験より
刻み込まれたDNAが腐敗臭を好まない・・・と言う説も有ります。
ですから、鼻腔の中の化学変化が同じでも、ある人にとっては『芳香』であり、
ある人には『悪臭』だったりする事が起こります。
納豆やブルーチーズは良い例ですね。人によっては匂いだけで涎が出る・・・と言う
こともあれば、これだけは『食えん!』と言う人もいるのです。
さてその香りですが、一般に香水などは調香師と言われる人たちがいます。
この人たちは、普通の人が100種類ぐらいしか嗅ぎ分けられないとしたら、その
何倍もの微妙な香りを嗅ぎ分けるのですね。
簡単に例を挙げると、東京の土の匂いと神戸の土の匂いを、きちんと嗅ぎ分ける。
僕らにとっては、全く変らないこの『土の匂い』も、現実にはその土の構成物質で
微妙に違うらしいのです。
この調香師・・・パフューマーとも言われるのですが、この中でも世界に20人しか
存在しない『鼻【ね】』と言う称号を持つ人達がいます。本当に神の様な能力の
持ち主で、いかなる繊細な匂いも嗅ぎ分けることが出来るといいます。
嗅ぎ分けると言うことは、その匂いを再現できると言うことに、限りなく近づく
らしいのです。
例えば薔薇だの、レモンだのの芳香だけを集めて混ぜても、決して良い香りには
なら無いらしいのです。それは例えが何色もの絵の具を混ぜていくと、最後は
限りなく黒に近いグレーになってしま様なもので、芳香に幾つかの意外な悪臭の
元を入れ込むことで、何とも魅力的な香りになると言うのですね。
例えば、薔薇の香り、オレンジの皮に、白檀を混ぜ、最後に腐葉土とアオカビの
香りを加える事で、香水になったりすると言うわけです。
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今、街角で金木犀の香りがする時がありますよね^^
僕は多分マザコンと言うタイプでは無いと思うのですが、この金木犀の香りを
嗅ぐと、幼かった頃、母親と二人の妹と夕方に買い物に行った時の情景が
リアルに浮かびます。
すっかり暗くなった街角で、母親が・・・
『何か良い匂いするよね・・・これ何の匂いだ?』って聞くんです。
多分僕が小学校の2年生だったので、妹は1年生で、更にしたの妹は幼稚園の
年中さん・・・(今のナチョと同じ)だったと思います。
僕らは『知らない』と言うと、『キンモクセイと言うのよ・・・』と。
ただそれだけなんですけど^^ ですから・・・僕はこの季節になり、街角でこの
キンモクセイの香りを嗅ぐと、今では髪もすっかりグレーになってしまった母が
まだ若かった頃の笑顔も一緒に思い出せるんです^^
by nachopapa
| 2005-11-02 23:58
| 独り言