もう落ちそうです・・・
2005年 09月 16日
こんばんわ ナチョパパです(だから・・・当たり前です! 毎回同じ始まり方)^^
今日は昨日宣言していた通り、名古屋(正確には一ノ宮、岐阜)に出張でした。
ご存じない方も多いと思いますが、岐阜、一ノ宮は「日本最大の毛織物の産地」なんですね。
シルクなら山形県米沢市、綿の産地なら静岡県浜松市、デニムなら岡山、広島、
合繊なら北陸(福井など)・・・生地の糸の種類によって、産地が分かれています。
※これ以外にもありますが・・・代表的な例です。
アパレルと言われる服飾関係者は、本日お伺いした岐阜、一ノ宮の産地を、昔ながらの
呼び方で「尾州【ビシュウ】」と呼んでいます。
ですから、会社関係者に行動予定を話す時に・・・
「明日から尾州なんですわ」
と言ったら、それは名古屋方面にウール素材を探しに行く・・・というような感じです。
日本の繊維業界は世界屈指の技術力を持っているのですが、この不景気と服飾メーカーが
アジアでの生産拠点移動などで、日本の各産地は今や壊滅的ダメージを受けいています。
今日伺った尾州もその例に漏れず、倒産や廃業でその規模が本当に小さくなって・・・
以前のように「まあ作ってあげますよ!」といって簡単に素材(生地)を作って(織って)
くれなくなって来ました。
まず基本的に売れそうなものを、チョロチョロと作り、チョロチョロと商売をする・・・実験的に
物を作ったり出来なくなって来ている訳です。
しかしこのままではジリ貧になるということで、市場をヨーロッパに求めたり、
生産基地を中国などのアジアに支店として建設し、色々な方法で会社存続の道を
模索している状況なのです。
しかし「売らんかな」で作られたものではなく、貴重な過去の資料を見ながら・・・何とか
「オリジナリティーの高い物作りをしよう」ということも出てき始めているので、僕らデザイナー
が現地に入って、技術者(匠)と話し合いながら、物作りをしようとしているのです。
今日は1956年頃の古い資料を拝見しながら、「これを現代的にアレンジしたら充分新しい」
というようなヒントになるものを、探しに現地に行き倉庫のようなっている資料室に入り
汗まみれで仕事してきました。
※大体こういう部屋に入ると、虫刺されになります^^
こういう所で、匠と言われる人の話を聞くと 本当に勉強になります。
この経験が明日の物作りの原点になれば・・・と思うナチョパパでした。
追記:きょうはギャグの無い・・・真面目な話になってしまいました(*^▽^*)…エヘヘ
昨日のコメントのお返事&皆様の所にお邪魔するのは、申し訳ありませんが・・・明日に!
眠くて・・・死にそうです、ゴメンナサイ。
hanamachi♪さん
YOUさん
空蝉さん
kabo-panさん
けんちゃんママさん
y0kihiさん
明日までお待ち下さい・・・ _| ̄|(O:D~ヨロシクアルヨ!!
by nachopapa
| 2005-09-16 00:03
| 独り言